2017/01/11

今日

母と話している際に新しいタイプの小説を思いついたので、少しだけ書いてみようかと思います。

『東京のみんな』

 中野の古いアパートの日の当たらない奥の方の部屋にその人は住んでいた。大学生になったばかりの啓太郎は毎日通学の途中そのアパートの前を通りその人の住む窓をぼーっと眺め通り過ぎて行くのであった。駅に着くと高校の同級生の佳子に声をかけられ同じ方向の電車に乗った、すると隣駅で大学の同級生で同じクラスの浩二が乗ってきた。彼女の真理子とは昨日から喧嘩をしているらしい。それを遠くから見ていた大学の先輩の恭子は密かに想いを寄せている順一からのメールで現実に引き戻された。
 一方、和希はというと公園でひとりパンを食べていた。それをたまたま見ていた美加と紀子は千恵美の働いているカフェに向かう途中だった。カフェに入ると新人の健がお客さんのコーヒーをこぼしてしまい頭を下げている所だった、店長の田所は温厚な性格で人望も厚くまちのみんなに好かれている。
 その時遠くで何やら大きな音がしたのにその場にいた全員が耳を奪われた。孝之は偶然その現場に居合わせた。聡子が乗った自転車が曲がってきたタクシーと接触しそうになり、よけたタクシーが反対車線を走る軽自動車と衝突したのだ。大きな事故にも関わらずけが人は出なかった。通報をうけて駆けつけた警察官の俊彦の妹の百合香は今まさにニューヨークに旅立つ空港のゲートをくぐる所だった。
 そんなことはさておき、キャメロンの問題は深刻だった。恋人のジュリアンと何日も連絡が取れないのだ。親友のマックスに聞いても連絡が取れなず、ついにはマークとレベッカに声をかけ町中を探しまわったが、何処にもいなかった。そんな時裏通りをマフィアのウィリアムに連れられていたという噂をあちこちで聞くようになった。トムはダイエット中。リャンはヤクの売人。ミランダは酔った勢いでなぜか恋人のダンの弟ニッキーの名前のタトゥーを入れてしまった事を一週間後悔している。モニカは何もしていない。
 話は戻って、現場で怒られたモデルの佳奈子は納得がいかなかった。悪いのはカメラマンの篠田の方だった。そうとも知らず事務所の社長の仁美は彼女をしかったのだ。スタイリストの長島は真実を知っていたが言い出せずじまいだった。そしてその日の帰り、とんでもない後継を目撃したのであった。繁華街のホテルにアイドルのAと俳優のGが入って行く所を目撃してしまったのだ。家に帰るとすぐに恋人の佐和子にそのことを言うと「そんなの知ってるよ、何度も週刊誌にスクープされてるもんね」と言ったのであった。

つづく

名前がいっぱい出てきてなかなか進んでるんだか進んでないんだか分からないという新しいスタイル、このスタイルをブラッシュアップしていけば芥川賞も目の前です。

さ!みんなで文豪なろっ!!

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